sad girl with long hair, wearing a black shirt

元気な人ほど危険

woman is sitting worried nearly the wall

双極性障害は「躁うつ病」とも呼ばれ、うつ病とは異なる症状を発現します。その症状故に本人も周りの人間も気づきにくいのが最も恐ろしい点です。
双極性障害の主な症状は、心が落ち込む「うつ」の症状と、うつの対極である「躁」の状態を繰り返すというものです。「うつ」状態のときは典型的なうつ病の症状で、気持ちが激しく落ち込みます。自分ではどうしようもない所もうつ病と同じだといえるでしょう。
問題なのは「躁」の部分です。「躁」の時はうつの時と対極で、エネルギーに溢れた状態になります。やる気に溢れ、仕事の効率も大幅にアップすることが多いです。眠気も訪れず、長い時間精力的に活動することが可能になるでしょう。自分の中では絶好調だと感じるでしょう。しかし有り余るエネルギーは暴走し、破滅に向かって行く傾向もあります。金遣いが荒くなったり、暴力的な行動をおこなうようになり、社会的な信頼を大きく損なうでしょう。「躁」の間の行動が原因で離婚や退職に追い込まれるケースも多く、患者への負担は非常に大きいでしょう。しかも「躁」の後には必ず「うつ」もきます。「躁」の時のことを痛烈に反省し、失ったものの大きさに絶望して自ら死を選ぶ患者が跡を絶ちません。「躁」があるからこそ自殺率が上がってしまうのです。

双極性障害は躁状態がありますので、症状の自覚が非常に難しいです。多くの方がうつ病を疑っても、躁の症状が来たタイミングで「気のせいだった」と認識してしまいます。その結果、双極性障害の患者の2割が手遅れになってしまうのです。早期発見のためには、必ず双極性障害の症状について知っておく必要があるでしょう。